僕が似顔絵を始めたのは10年前。当時は自分でレンタルサーバーを借りてホームページを作りましたが、あの頃に比べると今は便利なWEBサービスがたくさん登場しています。
似顔絵教室をしていても生徒さんからWEBサービスの活用法についてよく聞かれるので、今自分がフリーランスの似顔絵師としてデビューするならどうするか考えてみました。
この記事の目次
まず似顔絵師という仕事は大きく分けて2つ
- 通販(個人向け)
- イベント出張(企業向け)
2つは同じ似顔絵の仕事でもターゲットが違うので、別々に考えた方が良いでしょう。
この記事では前者の似顔絵通販を始めたい人に向けて書きます。
いざ似顔絵通販を始めると言っても難しく考える必要はありません。写真を頂いて、似顔絵を描いて配送するだけなので、
- 似顔絵サンプル
- 連絡先
- 特定商取引に基づく表示
- 個人情報保護方針
さえ載せればすぐに始められます。
特定商取引に基づく表示や個人情報保護方針は難しく感じますが、ネットで調べれば書き方などは載っています。どんなビジネスもそうですが、ちゃんとした常識を持ってお客様のプライバシーに配慮して活動すれば大丈夫です。
WEBで似顔絵通販を始める方法は4つ
- SNSから注文を受ける
- ハンドメイド通販サイトに登録して注文を受ける
- 似顔絵販売代行業者に登録する
- 自分のホームページやブログから注文を受ける
1. SNSから注文を受ける
「Instagram」「Facebook」「twitter」などのSNSもホームページの代わりになります。すでに個人で使っている場合は、仕事用のアカウトを別に取ると良いでしょう。
Instagram
写真をメインに見せられる「Instagram」なら画像を簡単にきれい並べることが出来ます。
Facebook
「Facebook」のページ作成機能を使って全体に公開にすればほとんどホームページの代わりになります。
Twitter
「twitter」は自分の作家活動をリアルタイムに発信するのに便利です。
SNSはお客様がホームページよりも気軽に注文してくれる反面、似顔絵を描くのに必要な写真の重要性を理解してくれないお客様も多いようです。
2.ハンドメイド通販サイトに登録して注文を受ける
minneや「Creema」などのハンドメイド通販サイトは初期費用が必要ないので、登録だけすれば手軽に似顔絵通販を始めることが出来ます。実際に似顔絵が売れた時に、その販売手数料を支払う仕組みです。
販売手数料はminneが10%、Creemaは料金によって8〜12%の変動があります(似顔絵の相場だとほぼ12%)。minneの方が若者向けで、Creemaの方が少し高級志向のようです。
ハンドメイド通販サイトは、決済代行をしてくれるので似顔絵通販を始めるにはハードルが低くて良いと思います。
もし、僕が今から似顔絵師デビューするなら、FacebookやInstagramで注文を受けたり、minneなどに登録して通販の経験をある程度積んでからホームページを作ると思います。
3.似顔絵販売代行業者に登録する
「にがおえ市場」のような販売代行業者に登録する方法もあります。審査があって認められれば登録作家になれます。
「にがおえ市場」は現在作家募集を停止しているようですが、同じような業者は他にもあるので、応募してみても良いと思います。
ただ、このような販売方式はどうしても他の作家と比べられるので、注文が人気作家に偏る傾向があります。人気作家になれたら良いのですが、僕のようにキャッチーな絵柄がウリではない人は、自分のホームページを作ってSNSなどから少しづつファンを増やす方が向いている気がします。
4.自分のホームページやブログから注文を受ける
1〜3で説明してきたように、ホームページを持たなくても似顔絵の仕事が出来る時代になりましたが、自分のホームページがあると信頼度が上がります。
ホームページの作り方については長くなるので次回の記事に書きます。