カリキュラムの概要

ニテンナスクールの考え【似顔絵を構成するもの】

ニテンナスクールでは生徒さん一人一人のペースに合わせて指導できるように2024年3月よりカリキュラムを作成を開始しました。(2025年現在作成途中)

カリキュラムを作った経緯

まずニテンナスクールでは最初は、決まった似顔絵の描き方は教えていませんでした。絵を学ぶとは講師のクローンや弟子を作ることではないし、そもそも自由であるべきだと考えいました。

それぞれの生徒さんが一枚一枚、目の前の向き合っている似顔絵に対して疑問が湧いたらお答えしていく、という完全にコミュニケーションの中で上達するようなやり方でしたが、

▲こちらの画家・講師・漫画家である『夏目にーにさん』のXを拝見して、絵の上達には前知識を入れる前にどんどん進めたい、失敗してから必要な知識を補う『勢い型』と、前知識をしっかり入れて、安心して納得してから進みたい『慎重型』がいることを知りました。

今までのニテンナスクールでは私と似たタイプの『勢い型』が学びやすい環境作りばかりを考えていたので、慎重型さんにも居心地の良いスクールを目指すために、学びを順序立てた『カリキュラム』と描き方の『型』を作ろうと思いました。

初心者さんには【キャラクタータッチ】と【描き込みタッチ】の2つの型を使い、好みに近い絵柄を参考にしながら、スクール独自のカリキュラムにそって基本を体系的に学べるようにしています。

世の中には様々なタッチの似顔絵が存在しますが、ニテンナスクールのタッチはどちらも似顔絵を仕事にする中で生まれたものですので、可愛い、きれいな印象の似顔絵が基準となっています。

カリキュラムの構成

独学で壁にぶつかりやすいのは4大要素の中でも

・バランスで似せる(パーツ配置、ネガティブスペース)

・髪の毛で似せる方法

ではないでしょうか?

無料でネットに転がっている情報にも実践に活かしにくい、限界を感じやすいのがこのあたりかなと。

逆に細かなパーツの描き方やパーツのデフォルメの仕方は皆さんそれなりに見よう見まねで上手くいったり、上手くいかなかったり、わりと独学でも何とかなってる人が多いように感じます。

そこでニテンナスクールのカリキュラムの構成ですが、

ステージ1では似顔絵の基礎を座学中心に。

ステージ2ではアートやデッサンや人物イラストとは違う、似顔絵独自の感覚の体験できるような形に。ここでは元々絵が描けない人も、自分の絵柄を持っていて人物画が描ける人も、「似せるということ」に触れてもらえるように設計しています。

ステージ3ではより細かなパーツの特徴を、さらにイラストの知識の中から似顔絵に必要なものをまとめています。5、6割くらい似せられていた人が8割、9割を目指すステージです。

ステージ4では今まで積み上げてきた知識と経験を活かせるように、実際に動画から動いているモデルを15分〜20分で描くチャレンジをしてもらいます。白紙の上に0から自分で似顔絵を組み立ててもらいます。

その中で画風も磨いていけるように線の強弱、影の塗り方の勉強、色彩学なども混ぜていきます。

下記はニテンナスクール独自のカリキュラム目次です。ステージ1〜4まであり、徐々に専門的で難しくなっていきます。

※作成済みのコンテンツはリンク済み。リンク先のページは会員さま限定で見ることができます。

ステージ1:前提知識

ステージ2:似顔絵に触れてみよう/アシスト付きドリル

  • 【髪の毛】頭部の基礎知識
  • 【生え際】で似せる方法(準備中)
  • 生え際のアシスト付きドリル(準備中)
  • 【坊主・頭蓋骨】で似せる方法(準備中)
  • 坊主・頭蓋骨のアシスト付きドリル(準備中)

  • 【髪型】で似せる方法(かたまり、詳細)(準備中)
  • 髪の毛を大雑把に捉えるアシスト付きドリル(準備中)
  • 髪の毛の詳細を描くアシスト付きドリル(準備中)

ステージ3:より深い専門性に触れよう

  • パーツの形で似せる/大小比(準備中)
  • 目の構造と種類(準備中)
  • 目を魅力的に描く方法(準備中)
  • 【目】アシスト付きドリル(準備中)
  • 眉の構造と種類(準備中)
  • 【眉】アシスト付きドリル(準備中)
  • 鼻の構造と種類(準備中)
  • 【鼻】ドリル(準備中)
  • 口とアゴの構造(準備中)
  • 【口とアゴ】アシスト付きドリル(準備中)
  • 立体表現の知識(準備中)
  • 【頭の解剖学】似顔絵を描く前に頭部のイラストを安定して描けるようになろう(準備中)
  • 顔の中の余白(ネガティブスペース)
  • 【ネガティブスペース】ドリル(準備中)
  • 首、肩、身体(準備中)
  • 首、肩、身体】ドリル(準備中)
  • 写真の見方(準備中)
  • 髪の毛を魅力的に描く方法(準備中)

ステージ4:完成度をあげよう

  • 陰影 線の強弱で完成度をあげよう(準備中)
  • 色彩学 色の持つメッセージ パーソナルカラーの知識(準備中)
  • 動画から描いてみよう(準備中)

そして2022年から2024年の間に作成したアシストの付いていないドリルはステージ4の難易度に分類されると考えております。

カリキュラムの内容は似顔絵を学ぶ上での順路をイメージしていただくものであり、今後アップデート・変更の可能性があります。