似顔絵教室に通ってくれる生徒さんよりも、通信添削の生徒さんの方がはるかに不自由で忙しそうに感じる。
・生後6ヶ月の子供がいるが似顔絵を始めたい
・保育士で激務だけど似顔絵を描きたい
・日々延長保育の連続だけど似顔絵が上手くなりたい
など…
なぜ人生で最も忙しいこのタイミングで?と驚く環境下で似顔絵を始める人が多い。
あとは男性でも「普段の仕事が忙しく平日はまったく休めないので、いつでも受講できる通信添削にした」という人もいる。
そんな忙しい皆さんへ、応援したい気持ちを込めて【1日15分しかなくても自分の実力100%を発揮して似顔絵を描く方法7選】を夫婦で考えました。
- 習慣化編
- 時間確保編
- 具体的な時間の使い方編
の3つに分けてご紹介します。
この記事の目次
◆習慣化編
(1)毎日の週間と結びつける
まずはお風呂、歯磨き、寝る前など毎日必ず行う習慣の前後に似顔絵の時間を確保するようにしてみる。習慣化できると意識の力に頼らなくても似顔絵の時間を自然と増やせます。
(2)画材をその辺に置く
習慣化したい物こそ床とかソファの隣とか、いつも自分が長く滞在する場所、すなわち“その辺”に置く。描きたい気分・やる気のタイミングを逃さないようにする。
子供の手の届くところに画材なんて置けない、猫に邪魔されちゃうなどの問題は画像のようなトレー(おぼん)に画材を並べて、さっと高い場所に片付けられるようにすると良いです。また描きたい時に引っ張り出せばスッと始められます。ちなみにこのトレーは100均(セリア)です。
(3)描く作業に入るまでの工程を減らす
色鉛筆どこだっけ?パレットにまた絵の具を絞るところから始めなきゃ…など、1つめんどくさい工程があるとどんどん出来なくなってしまうものです。人間の意思の力って驚くほど弱いので、似顔絵に取り掛かるまでの“手間”はどんどんカットしましょう。色鉛筆どこだっけ?は定位置を決める。そこに行けばすぐに似顔絵を描き始められる空間を作ってしまう。パレットにまた絵の具を…は、いつも使う色が分かっているならパレットに出して固めて保存するようにする(アクリルガッシュは乾いて固まると濡らしても二度と戻らないので注意)
(4)自分の力が発揮できる時間帯を知る
人間には朝型・夜型など一番力を発揮しやすい時間帯というのが存在する。ライオン型・クマ型・オオカミ型・イルカ型とざっくり4タイプいる。自分が似顔絵に集中出来る時間を知り、その時間帯を狙って似顔絵を描けるように時間を確保する。
▼あなたのクロノタイプを知るにはこちらの記事を
ちなみに旦那のかっとは朝が一番パフォーマンスが上がるクマ型、マジェリンは(生理周期にもよりますが)17時〜26時のどこか3時間〜5時間にパフォーマンスが最大になるオオカミ型です。
◆時間確保編
(5)隙間時間を確保・拡大
習慣化と一緒に自由な時間を確保する工夫もしてみましょう。家事の時間を減らしてくれる物を買う。ルンバ・食洗機など。あなたの貴重な時間とやる気を守るために時間を買えるお買い物をしてみて下さい。
ルンバなんて回せるほど床が広くないよ!という方、そもそも普段の掃除に時間が掛かるお家の可能性があります。
・床に物を置かない
・一つ新しい物を買うたびに2つ何かを捨てる
みたいな。
断捨離や暮らしのデザインに近いですが「似顔絵と共に暮らす部屋を作る」くらいの勢いで今一度環境を見直しましょう。
ちなみに我が家では10年以上こちらの掃除機を使っておりましたが、
作画時間を最大限に確保するために元の掃除機を捨てて、ルンバもどきとハンディータイプの掃除機に替えました。
▲ペットの毛にも考慮して選びました。
▲取り出す手間が激減して片手で簡単に掃除出来ます。
掃除の時間短縮はもちろんですが、重たさとか、引っ張り出す面倒がなくなり、掃除の概念がガラっと変わりました。この2つの組み合わせはかなりオススメです。
◆具体的な時間の使い方編
(6)小まめに似顔絵を仕上げる
毎日15分しか時間がなくても、丁寧に時間を掛けた1枚を仕上げる方法として
1日目 下書き
2日目 ペン入れ
3日目 肌色だけ塗る
4日目 髪の毛だけ塗る
5日目 服や背景、その他全体の微調整
のように、予定を立てて小まめに似顔絵を仕上げていく時間の使い方もあります。集中力が細切れになりとても辛いですが、毎回自分の絵と距離を置いて客観的に見れますので割とオススメ。
あとは、
(7)下描きを何枚も描きためる
私たちがオンラインで講師をしている似顔絵通信添削では月初めにお題の芸能人を発表し、月末が締め切りという流れですので、例えば月の初旬〜中旬は下書きだけを何枚か描いて、下旬にまとまった時間を確保し、お気に入りの下書きを1枚選んで仕上げてしまう方法もあります。似顔絵の1枚目は写実的にデッサンのようになったり、どこが違うか分からない沼に陥りがち。そこで1枚目の反省を活かして、2枚目・3枚目と新しい紙に下書きを更新・ブラッシュアップしていき、月の最後の方で一気に仕上げて月末までに提出する。似顔絵が仕上がってから「もっとこうすれば良かった」と反省点をすぐに見つけられる自己判断能力が高めの人にオススメの方法です。
いかがだったでしょうか?
- 毎日の習慣と結びつける
- 画材をその辺に置く
- 描く作業に入るまでの工程を減らす
- 自分の力を発揮できる時間帯を知る
- 隙間時間を確保・拡大
- 小まめに似顔絵を仕上げる
- 下描きを何枚も描き溜める
以上7つを是非試してみて下さい。
忙しくても似顔絵が好きで頑張りたい人を応援しております!
©︎マジェリン