こんにちは、似顔絵師のかっとです。
4月11日に開催された日本似顔絵アーティスト協会の定期勉強会に参加してきました。
大まかな内容は田畑伴和さんとさつさんによるセミナーと参加者によるスケッチ会です。
全体の流れは似顔絵アーティスト協会のサイトをご覧下さい。
田畑さんとさつさんは世界でトップレベルのお二人なので、時間をかけて描いた似顔絵も凄いのですが、今回は15分や20分でお客様と対面で描く「席描き・ライブスケッチ」についてが主な内容となっていました。
この記事の目次
セミナーで印象に残ったこと
有料の会員限定のセミナーですので、あまり詳細を細かく書くことは出来ませんが、自分が印象に残ったことを書き出してみたいと思います。
田畑さんも模写をしていた
かなりオリジナリティのある似顔絵を描く田畑さんですが、よく模写をしていたというのが意外でした。
そして、模写しても結局真似しきれない。「その真似しきれないところに
自分の個性がある 」
という言葉が印象的でした。
自分の頭の中に平均顔を作る
これは、私達も教室でもよく生徒さんに話していることですが、同じ考えだったので嬉しかったです。似ている絵を描ける人は、平均顔が頭の中にしっかりある人なんです。世界チャンピオンでもある田畑さんは世界中の上手い似顔絵師を見てきた人でもありますが、頭の中の平均顔がしっかりしている人は人種関係なくむちゃくちゃ似ている絵を描くそうです。
頭のストレッチ
田畑さんの自由な発想はどこから生まれるのか、頭を柔らかくする工夫をスポーツのストレッチのようにたくさんされていました。もうそのストレッチメニューの発想自体が柔らかいです。
自分の絵に飽きたらチャンス
田畑さんは、自分の絵に飽きたときは新しいことをどんどん試せるチャンスだと考えるそうです。
田畑さんとさつさんで真逆の考え方
誇張表現するにあたって考え方が真逆の考え方だったのが面白かったです。
セミナーの後はみんなでスケッチ大会
セミナーの後には実際にみんなで描いてみようということで、まさかの田畑さんを描くことに。なかなか急に頭が柔らかくはなりませんが、いつもより少しだけデフォルした絵が出来上がりました。
勉強会に参加してみて
協会はかなりレベルの高い人が集まっていて、勉強会は間違いなく値段以上の価値があると感じました。
自分はまだ普段の仕事で描いている絵からさらに一歩踏み込んだ絵を描くには至っておらず(普段仕事で描いている絵に飽きているわけでもなく、好きで描いているのですが)最後のスケッチの時間も何も試すことが出来ずに終わってしまいました。
それでもこの勉強会を通じて、これから自分が描いていきたい絵が少し明確になってきたので参加して良かったです。
大勢の人が集まる場所に行くのはあまり得意ではないのですが、技術向上のために色々な刺激を受けることは絶対に欠かせないので、これからも勉強会などには積極的に参加していきたいと思います。