5.ニテンナ流!似顔絵の描き方

はい、皆さんこんにちは!

ニテンナスクールのマジェリンです。

今回の動画では、これからニテンナスクールで学べるのはどんな絵柄の似顔絵なのか?についてお話ししていこうと思います。

前回の動画では、デフォルメのやり方【基礎】についてお話ししました。

デフォルメの3ステップ、線化→単純化→印象化デフォルメ、この工程を踏むことで、感じた印象をコントロールしながら似顔絵が描けると言うことがわかりましたね。

そしてニテンナスクールでは、このデフォルメの基礎をベースにして作ったタッチ(絵柄)『キャラクタータッチ』と『描き込みタッチ』を学ぶことができますので、

それぞれのタッチについて解説をしていきます!

好きな『型』を選ぼう!

▲キャラクタータッチはこのようにシンプルな線で似せるタッチ

▲描き込みタッチは写実の要素を多く取り入れて似せるタッチです。

なので元はPEANUTSの影響を大きく受けていますが、PEANUTSのパーツだけでは似せれない顔もあるので、元々の似顔絵の知識や技術を混ぜてアレンジしています。

それぞれのタッチが生まれた経緯

キャラクタータッチ

キャラクタータッチはある日SNSを眺めていたら「スヌーピーみたいにシンプルで可愛い似顔絵が描きたい。」という言葉を見つけまして、「私ならどんな顔でもできるのでは?」と思ったのをきっかけに、まずスヌーピー風に芸能人を似せるられるかどうか?趣味で描いてみてSNSに上げていました。

それから多くのいいねを頂けるようになって、その絵を見て下さったテレビ局の方からTVのイラストのお仕事を頂いたりして。という流れで出来ていったタッチです。

描き込みタッチ

描き込みタッチは18歳のころからプロとして活動していくうちに15年以上かけて出来上がっていった一般のお客様に喜んでもらうためのタッチです。

通販で似顔絵を依頼されるお客様は

「絶対に似てない似顔絵は買いたくない」
「過剰にデフォルメされないか心配」
「安心して良い買い物がしたい」

と思っているはずですよね。

そこでこの描き込みタッチはデフォルメを抑えているように見せて(実は結構デフォルメしているけど)、お客様に安心して注文してもらう、安心して似顔絵を楽しんでもらうためにできたタッチです。

なぜ型を選ぶ必要があるのか?

生徒さんの学びのタイプには2種類!

まずニテンナスクールでは最初は、決まった似顔絵の描き方なんて教えていませんでした。『絵を学ぶ』とは、私の影武者を作ったり、弟子を作ることではないし(結果的にそうなっても良いとは思っていますが、)そもそも絵を学ぶことは自由であるべきだと考えていて、

それぞれの生徒さんがその時々の向き合っている似顔絵に対して、疑問が湧いたらお答えしていく、という完全にコミュニケーションの中で上達するようなやり方をしていました。

▲ですが、こちらの画家であり、教師であり、漫画家でもある『夏目にーにさん』のX(元Twitter)を拝見して、絵の上達には前知識を入れる前にどんどん進めたい、失敗してから必要な知識を補う『勢い型』と、反対に 『慎重型』がいるんだということを初めて知りました。

今までのやり方だと勢い型さんが学びやすい環境ではありましたが、慎重型さんにとっては大変だったかもなと思い、ちゃんとニテンナスクールでも『型』を作ろうと決意しました。

学びの王道ステップ〜守・破・離〜

そして何かの技術を極めるときに、よく王道だと言われる方法で『守・破・離(しゅ・は・り)』というものがありますが、この方法でもやはり最初にある程度の『型』から学び始るのが良いとされています。

『守』 一度そのままの型を覚える、基本を守って身につける
・画材の使い方など基本の知識を学んだり
・お手本通りに描いたり、好きな似顔絵や人物イラストを模写したり
・「iPad 水彩風 初心者」などと検索して描いてみたり
・ 先生のアドバイス通り、添削通りに自分の絵を修正・改善してみる

『破』型を崩してみる、型通りではなく小さく新しい形を取り入れながら自分なりの工夫を組み込んでみる
・基本技術を組み合わせてみる
・お手本通りではなく、参考にして描いてみる
・好きな似顔絵や人物イラスト以外の絵も描いてみる
・違う画材を試してみる

『離』は『破』を繰り返して型から離れる、自分なりのオリジナルブレンドを作って個性を磨く


コーヒーのように2種類以上の似顔絵やイラストの表現を自分なりにブレンドしてアレンジすれば、それはもう立派なオリジナルブレンドと呼べます♩

その比率や、自分の出身地、どんな考えで生きてきたかなど、さまざまな要因を絵で表現することができたら、どんな絵柄が生まれるのか、無限の可能性があります♩

そのために『離』で行うことの例としては、

・自分の中で自然だと思う表現・好きな表現・得意な表現を見つけて伸ばす
・今の流行りの絵もチャックして自分の中で感想を持つ(無理に取り入れる必要はない)
・どんなモデルの似顔絵でもタッチがブレない安定性と再現性を高める
・自分の本当に描きたい似顔絵をひたすら描く!

以上が似顔絵の『守・破・離(しゅ・は・り)』だと私は考えています^^

この最初の『守』を実行するために、ニテンナスクールで用意した型がキャラクタータッチと描き込みタッチの2種類、という訳です。

次にそれぞれのタッチについて、その違いを解説をしていきますので、それから自分が最初に取り組みたい方を決めてみましょう^^

それぞれのタッチの違い

▲キャラクタータッチはまず描きたいモデルの平均顔を作って、その平均的な顔のキャラクターを作ります。その平均キャラを基準にモデルとの違いを描き分けることで、リアルを離れて、可愛くシンプルな似顔絵になります。

●人の顔を見ていると時々ぼんやりとキャラクターが浮かぶ人
●アイコンのようなポップでシンプルな似顔絵イラストが描きたい人
●写実から離れることが楽しいと感じる人

にオススメです♩

描き込みタッチはトレースした線画を基準に、そこから物足りないところを修正したり、リアルで余分なエグ味を感じるところを補正して仕上げていきます。

●似顔絵も好きだけど、写実画も好きな人
●リアリティにかっこよさや暖かさなど魅力を感じる人
●人の顔を見てもあまりキャラクターが思い浮かばない人
●描き込みの多い作品、作家の手数が多いと感じる作品に魅力を感じる人

にオススメです♩

選んだ後はそれぞれのタッチで学習がスタート!

最初はどちらのタッチを選んでもアシストの付いた独自のドリルを用意しております♩

・初心者の方や
・いきなり顔を0から描くのはハードルが高いと感じる方
・忙しいけど合間に似顔絵の上達を考えている方

ぜひトライしてみて下さい♩

今回の動画は以上でございます!いかがだったでしょうか?

ニテンナスクールではインスタとXもやっております!

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アトリエ会員さんはコミュニティの方で個人的なご質問や、「こんな風に描いてみたけどどうですか?」など作品も拝見できますので、どんどんご活用ください^^

それでは次の動画でお会いしましょう!バイバイ!」

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