ニテンナスクールでおすすめしているイラスト系(似顔絵以外)の書籍を紹介します。
最近イチオシなのがこちらの本です。
体のドローイングの本ですが、まずは短時間で10パーセントの力で感じたまま描いてみる。その後振り返る。全体の動きのラインを捉える。など似顔絵にも使える考え方がたくさん載っています。ジェスチャードローンイングをした後は、体はもちろん、顔を描く抵抗が少なくなり、手が動きやすくなりますよ。
「へたっぴさん」という言い方には少し抵抗がありますが、似せる以前の問題である「丁寧に描く」「よく観察する」とはどういうことか、わかりやすく説明してくれている本です。基礎から学びたい人におすすめです。
有名なイラストレーター中村祐介さんの本です。プロのイラストレーターがどれだけ考えて絵を描いているかがわかります。
生徒さんのイラストを添削していくのですが、良いところを褒めつつ、より魅力的な絵にするにはどうすれば良いかとても優しい言葉で解説してくれています。仕事として似顔絵を描く上でも参考になるアドバイスがたくさん載っています。
余談ですが、似顔絵の現場で親御さんから「子供が絵が好きでどうすれば絵を仕事に出来るか」と聞かれることがよくあるのですが、その時もこの本をおすすめしています。似顔絵は絵の仕事の中でも特殊なので、この本を読めば似顔絵以外の絵の仕事がどういうものかも少し知ることが出来ます。絵描きになりたいと思っている子を持つ親にもおすすめの本です。
絵に取り組むための考え方を示した本です。
僕らは「似顔絵は難しいものだから、そのつもりで取り組みましょう」というスタンスで教えているので、この本の考えた方にはとても共感できました。
たくさん描かなければ上手くならないし、たくさん描いても何も考えずに描いていたら上手くなりません。そしてどれだけ上手くなっても「もう完璧!マスターした!」となる日は来ません。練習して上手くなってから人に見せようと思っていたら、一生絵を見せられる日は来ないのです。一生絵の学びは続くし、だからこそ面白いのだと思います。